2026年8月の福岡・USオークランド青少年訪問団派遣事業について、訪問団員(6名)のレポートをご紹介します。
次は5人目、上智福岡中学高等学校1年生の三原さんのリポートです。
第51回 福岡・オークランド青少年派遣交流事業
一期一会
出発日の朝、私は期待と希望で心を弾ませながら家を出た。私たち派遣団を乗せた飛行機は、無事に羽田へ到着した。そこから乗り換える、羽田発サンフランシスコ行きのJL2 便の搭乗時間を待っていると、ふと機体の上に一筋の虹がかかった。
「私たちの旅は、絶対に一生の宝物になる」私は、なぜかそう確信した。

JL2便と一筋の虹
私は派遣を通して、福岡市の高校生親善大使の活動に加え、世界の大きさをこの目で見ること、アメリカの日常を体験することを目標としていました。この旅を振り返って、私が印象に残ったことはホストファミリーとアメリカのパズルを完成させたことです。自由時間にみんなで協力しながら、四日間かけて完成しました。
パズルを組み立てながらホストマザーが私に声をかけてくれました。すると、ホストマザーの手には『Oakland』と書かれてあるピースがあり、私はその文字を見ると、とても嬉しい気持ちになったと同時に「私は今アメリカのオークランドにいる」ということを強く実
感しました。少しずつ形になっていくパズル。それからアメリカの地図について説明をしてくれたり、一緒に場所を探したりと楽しい時間を過ごしました。
ついにお別れパーティーの前夜。最後の1000ピース目がはまった時、私は達成感やホストファミリーとアメリカの地図パズルを完成できた喜びで思わず目が潤みました。みんなでパズルをした時間は私のかけがえのない思い出になりました。
帰国する日の朝、机一面に広がる地図。アメリカの大きさを改めて感じるとともに、この旅で出会った沢山の方々のあたたかさ、思い出、笑顔が頭の中に浮かびました。
私のホストファミリーは父母弟妹の四人家族で、とてもあたたかく、笑顔あふれる素敵な家庭で、初めて会った日から私を本当の家族のように迎えてくれました。私達は面と向かって話し、心から自分の気持ちを伝えよう、相手の言いたいことを必死に分かろうとしました。私は英語がまだまだな部分があります。ですが、『伝えたい・わかりたい』という気持ちがあれば理解し合う事ができます。私たちは沢山の時間を共に過ごし、笑いあい、言語の壁を超え、深い絆ができました。
また、私とホストファミリーは音楽とダンスが好きという共通点がありました。
世界の人々が一つのメロディー、踊りに感動する。言葉を特別に発さなくても感動と繋がりをくれる音楽の偉大さを感じました。

完成したパズル
次に、高校での体験についてです。
私たち派遣団員は四日目と五日目にオークランド高校を訪れました。高校では、福岡のプレゼンや日本の学校生活クイズをし、バディと一緒に授業を受け、学食に挑戦しました。私が体験した授業は数学・英語・歴史・保健でした。

バディとピース・・・
授業を受けていて、生徒の授業中の自由さに驚きました。ガムやチョコを分け合っている生徒や、カップラーメンを食べながら授業に参加している生徒がたくさんいて、日本では見られない光景だなと衝撃を受けました。オークランド高校には様々なルーツを持った生徒が通っており、現地の高校生と話していく中で、多様な文化を受け入れる環境に感動しました。実際に日本とオークランド高校の学校生活の違いを肌で感じる事ができた良い経験でした。私のバディはいつも私を気にかけてくれて、たくさん高校のことを教えてくれました。お互いを尊重する気持ちから、私たちは海を越えてかけがえのない友達になる事ができました。思い合う気持ちはとてもあったかい。ありがたい。私はこの経験を通して痛感しました。
ホームステイ最終日の夜、お土産として持ってきたFUKUOKA CITY のT シャツをホストファミリーが着てくれました。そして「いつか福岡行きたい!」と言ってくれました。こうした人と人とのつながりが福岡市とオークランド市の繋がりをつくってきました。今、私は二つの市の歴史の上にいます。ここに来る事ができたのも、歴史を築いてきた方がいたからです。実は私の母も高校生の時、このプログラムでオークランド市を訪問しています。これまでの交流に関わり、繋いでくださった方々から受け取ったバトンを今度は私達が未来へ繋いでいきます。私はこの旅の中で、仲間という宝物ができました。今回一緒に派遣団員としてオークランド市へ渡った5 人です。困ったときは助け合い、協力し合える一生の仲間ができました。みんなと共に駆け抜けた夏は、私のかけがえのない思い出です。
この旅はまさに『一期一会』でした。
最後になりますが、ご協賛の日本航空株式会社様、ライオンズクラブ国際協会337-A地区2R・4R・6R の皆様、貝島記念国際青少年交流基金様、OFSCA の皆様、そして、福岡市および福岡市姉妹都市委員会の皆様、本当にありがとうございました。また、支えてくださっ
たすべての方々に御礼申し上げます。
皆様のおかげで、充実した九日間を過ごすことができました。この経験を通して、あたたかさや優しさに触れ、世界のことがもっともっと大好きになりました。もっと英語を磨いてまたこのオークランド市に戻ってきます。このような貴重な機会をありがとうございました。
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