ニュース

福岡・NZオークランド青少年訪問団派遣レポート①~一歩踏み出してつながった絆~

2026年7月の福岡・NZオークランド青少年訪問団派遣事業について、訪問団員(5名)のレポートをご紹介します。
まずは1人目、リーダーの修猷館高校2年 中園さんのレポートです。


中園さんのレポート
今回の派遣で最も印象に残ったことの一つは、ホストファザーと釣りに行ったことです。
最初はホストファミリーと外出する機会があまりなかったのですが、自分から積極的に話しかけ、一緒に釣りに行くことになりました。釣った魚を刺身やフィッシュアンドチップスにして一緒に食べたことも忘れられません。
この経験から、思い通りにならない時こそ自分から動くことの大切さを学びました。また、釣りやスポーツを一緒にする中で、言葉が十分に通じなくても心が通じる瞬間があることを実感しました。

s-20260812_0923_Fukuoka8原稿用写真_質問1.jpg

s-20260812_0923_Fukuoka8原稿用写真_質問1 (2).jpg


学校への初登校はニュージーランド滞在3日目から始まりました。
学校では、現地のバディが選択していた、数学、英語、音楽、技術、物理を一緒に受けたほか、日本語の授業では日本の紹介を英語で行いました。特に印象に残ったのは技術の授業です。木の板に自分でデザインを考え、機械で彫刻するという授業でした。初めてで何も分からなかった私に、授業に参加していた他の女子生徒が、自分の作品を作る時間を削ってまで、丁寧に教えてくれました。
言葉が十分に通じない中でも、困っている人を自然に助ける優しさに触れ、温かい気持ちになりました。

s-20260812_0923_Fukuoka8原稿用写真_質問2①.jpg

s-20260812_0923_Fukuoka8原稿用写真_質問2②.jpg

 
ホストファミリーとは、買い物に連れて行ってもらったり、学校への送り迎えをしてもらったりする中で交流を深めました。私がラグビーを好きだと知ると、ラグビーワールドカップの記念マフラーやオールブラックスのトレーナーをプレゼントしてくれ、とても嬉しかったです。
帰国した今でも、ラグビーの大会の結果を報告したり、魚釣りの動画を送ってもらったりするなど、交流が続いています。
また、街の人も知らない人に気軽に話しかけてくれるなど、とても温かく感じました。今回の交流を通して、短い滞在でも、自分から関わることで国を越えたつながりを作ることができると実感しました。

s-20260812_0923_Fukuoka8原稿用写真_質問3①.jpg

00001.jpg


学校生活の中で、ニュージーランドと日本との違いを多く感じました。
特に、先生と生徒の距離が近く、講義を聞くだけではなく、対話を中心とした授業が多いことが印象的でした。また、昼休みの過ごし方も自由で、自分の好きな場所で過ごしていました。
さらに、自分に合った科目やレベルを選択でき、一人ひとりの個性や興味が尊重されていると感じました。こうした違いには、多国籍な文化を受け入れてきたニュージーランドの背景も関係しているのではないかと考えています。

s-質問4①.jpg

s-質問4②.jpg


スタートアップ企業との意見交換やオークランド市への表敬訪問では、さまざまな話を伺うことができました。
企業訪問では、良いアイデアを考えることだけでなく、その前に社会や人が抱えている課題を見つけることが大切だと学びました。これまで企業活動や事業開発について考える機会がありませんでしたが、実際の取り組みを知ることで、少し興味を持つようになりました。
また、オークランド市役所では、ご対応いただいた市議会議員の方からご自身とホストファミリーとの関係についての話を聞き、人と人とのつながりは、国や距離を越えて一生続くものだと感じました。
s-質問5②.jpg

s-質問5①.jpg

MoU式典では司会を担当しました。直前に予定の変更があり、対応に苦労しましたが、周りの方々に支えていただきながら、無事に式を進行することができ、安心しました。式の後には、現地の学校の先生や友達、バディなど、さまざまな方から「良かった」と声をかけていただき、とても嬉しかったです。また、式典の準備や進行に大人の方々が真剣に取り組む姿を見て、私たちがニュージーランドで学ぶことができているのは、多くの人の支えがあるからだと実感しました。普段は見ることのできない派遣の裏側を知る貴重な経験になりました。

s-質問6①.jpg

s-質問6②.jpg


今回の派遣を通して、以前よりも自分から行動する力が身につきました。もともとは少し面倒くさがりなところもあり、外に出ることにも消極的でした。また、人の目を気にして、なかなか一歩を踏み出せないこともありました。しかし、ニュージーランドでは、自分から行動しなければ何も始まらないことを実感し、少しずつ積極的に動けるようになりました。英語も、最初は正しい文法を考えすぎて言葉に詰まっていましたが、間違っていてもまず伝えることを意識することで、以前よりも自信を持って意思疎通できるようになりました。

s-質問7①.jpg

s-質問7②.jpg

 
これからニュージーランド渡航を考えている方へのメッセージです。
ニュージーランドでの生活では、日本とは違う文化や家族との過ごし方があることを知っておくと、より柔軟に楽しめると思います。食事を家族全員で一緒に食べなかったり、外出する機会が少なかったりすることもありますが、それは日本とは異なる生活スタイルの一つです。もし思い通りにならないことがあっても、落ち込んで諦めるのではなく、自分から話しかけたり、行動したりすることで、新しい経験につながります。
失敗を恐れず、ぜひ積極的に挑戦してみてください。

 
今回の派遣を実現するために支えてくださった皆様に、心から感謝しています。大韓航空様をはじめ、事前研修でお世話になった福岡ニュージーランド友好協会事務局の山口油屋福太郎様や、貝島記念国際青少年交流基金様、自治体国際化協会様など、多くの方々の支えがあったからこそ、ニュージーランドで貴重な経験をすることができました。
また、出発前の準備から帰国まで支えてくれた家族にも感謝しています。今回の経験で得た学びや出会いを大切にし、これからの学校生活や将来に生かしていきたいです。

s-質問9①.jpg

  2026/08/13   福岡市姉妹都市実行委員会