第2回福岡市姉妹都市委員会ホームステイプログラム派遣者レポート ~NZオークランド市②~
「第2回福岡市姉妹都市委員会ホームステイプログラム」にて、NZオークランドへ派遣した学生、福岡県立修猷館高等学校・栗原さんからの報告書をご紹介します!
前回の記事はこちらからご覧になれます:http://sister.city.fukuoka.lg.jp/news/archives/209
「福岡市姉妹都市委員会ホームステイプログラム」は、将来世界を舞台に活躍することを目指す福岡市の高校生を対象に、福岡市の姉妹都市でのホームステイ体験を提供する事業です。
当事業は、ニュージーランド航空様、福岡ニュージーランド友好協会様のご協賛により実施しています。ご支援ありがとうございます。
第2回福岡市姉妹都市委員会ホームステイプログラム派遣者レポート
~NZオークランド市②~
【3月30日:ホストファミリーとお出かけ】
午前中は、ホストマザーと一緒にカトリックの教会に行って、ミサに参加させていただきました。周りの方が温かく迎えてくださったおかげで、ニュージーランドのカトリックを信仰している方々の生活を垣間見ることができました。
昼食後、ホストマザーのお姉さんとマクラメという編み物をしました。最初は難しかったですが、慣れてくると喋りながら作業できてとても楽しかったです。
その後、ホストマザーとオレワビーチを散歩しました。地元の人と同じように裸足でビーチを歩くと、水が冷たくてすごく気持ちよかったです。
夕食はフィッシュアンドチップスでした!
3月26日に初めて食べたとき、私が美味しいと言ったのを覚えてくれていて、また作ってくれました。
明日が一日中ニュージーランドに滞在できる最後の日です。悔いの無いように周りの人とたくさん交流したいです。
【3月31日:体験入学最終日】
今日は体験入学4日目、ニュージーランドに一日中滞在する最後の日でした。
学校では、日本語、英語、中国語の授業を受けた後、同じ時期にオレワカレッジに体験入学していた聖光学院の生徒さんと一緒にお別れのパーティーに参加させてもらいました。友達との別れはとても惜しかったですが、日本に帰っても連絡をとり、またいつか会いたいと思います。放課後には、バディのケリーとオレワビーチに遊びに行きました。写真を撮ったり喋ったりして、とても良い思い出ができました!
帰宅後、ご近所の方の2人のお孫さんたちと、近くにある湖にウナギ釣りに行きました。(ウナギは釣った後湖に返しました。)
その後、2人が手作りのブレスレットやお手紙、クッキーをくれました。2人はウナギの釣り方や、学校で習ったマオリ語などたくさんのことを教えてくれました。小さな子どもは喋るのが速く、うまく聞き取れないこともありましたが、2人と過ごした時間はとても楽しかったです。もらったブレスレットやお手紙は宝物です。
夕食をとった後、ホストマザーとスクラブルというゲームをしました。ホストマザーはボードゲームが好きで、ニュージーランドのゲームをたくさん教えてくれました。ゲームを通して英単語をたくさん学ぶことができました!
【4月1日:お別れの日】
朝早くステイ先を出発し、東京への飛行機に乗ります。
1週間滞在させてくれたホストファミリーとの別れは本当に寂しかったですが、感謝の気持ちを伝えることができました。
ホストマザーのモニカは、散歩やサイクリング、カヤックなどに連れて行ってくれる際、いつもReady for another adventure? と私に聞いてくれました。この言葉がよく表しているように、ニュージーランドでの1週間は挑戦や冒険の連続でした。英語での会話や日本とは異なる文化、学校生活など、たくさんの冒険を通して、異文化を受け入れ新しい環境に馴染むということがどんなことかを身をもって学ぶことができたと感じています。
【ホームステイプログラムで学んだこと】
このプログラムを通して学んだことは文章で表しきれないほどたくさんありますが、1つ挙げるとすればツールとしての英語の大切さです。現代の社会では自動翻訳の技術が目覚ましい速度で発展しています。そんな社会の中で外国語を学ぶ意義を、今回のプログラムで痛切に体感しました。
英語を単なるツールとして捉えたとき、自動翻訳に頼れば良いという意見もあると思います。しかし、英語話者と心から繋がりたいと思ったとき、一つひとつの言葉のニュアンスを理解し、相手の意図を理解するとともに、自分の気持ちに最も適した言葉を瞬時に選んで話すことが不可欠だと感じました。中身(人間性)は当然大切ですが、それを伝えるツールを持たなければ相手に自分の中身を伝えることができません。
また、中身をよりよく伝えようとするなら、よりよいツール、つまりより高い英語力が必要だと思います。また、英語を学ぶという行為そのものが相手を理解しようとすることであり、お互いをより良く理解するためには英語力が不可欠だと感じました。
今回のプログラムで出会った方々との繋がりを大切にし、学んだことを活かして将来の目標へと邁進していきたいと思います。
【お礼】
本プログラムでは様々な方の協力のもと、かけがえのない経験をさせていただきました。
1人で海外に向かい異国の地でホームステイや通学を行うことに対して、初めは不安もありました。しかし、ホストファミリーや学校の先生方、今では大切な友達となったバディやその他の生徒たちにあたたかく迎え入れてもらったおかげで、緊張もほぐれ、安心して異文化を体験することができました。
改めて、本プログラムに協力してくださったすべての方々にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。