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マレーシア・イポー青少年訪問団派遣レポート⑤~新しい発見だらけのマレーシア~

2024年8月15日~24日の期間で派遣した福岡・イポー青少年訪問団派遣事業について、訪問団員(7名)のレポートをご紹介します。
今回は5人目、城南高等学校1年生・谷口さんのレポートです。

新しい発見だらけのマレーシア
今回マレーシアでのホームステイ中にたくさんの出来事があった。その中でも特に日本との違いなどに驚いたことを中心に書いていこうと思う。

〇イポーで驚いたこと! - 学校編 -
・生徒がとてもフレンドリー

SMK Raja Chulan という学校を訪れたとき、たくさんの生徒が私の周りを囲んでたくさん質問をしてくれた。お別れの時にたくさんの手紙とプレゼントをくれた。クラスのみんながとてもフレンドリーで嬉しかった。私が参加したクラスでは日本語の授業を選択しているクラ スだったのでときどき日本語を話してくれた。
ラジャチュラン高校.jpg

・外国語教育について
SMK Raja Chulan ではマレー語、英語の他にアラビア語か日本語を選択して授業を受けることができる。私が参加した日本語の授業ではひらがなで書かれた文章の音読をした。日本語の授業では他に挨拶や形容詞などの基本的な単語を習う。

日本の高校ではたいてい母国語である日本語と英語の2カ国語しか習得できないので3カ国語を学べることに驚いた。使える言語が多いと、自分の可能性をより広げることができるので 3 カ国語を学べるのは良いと思った。

マレーシアの英語教育は幼稚園のころから始まる。ホストシスターは8歳で日常会話程度の英語を話せていた。私が8歳のころは英語が全く話せなかったのでホストシスターの英語力に驚いた。学校訪問の時に参加した理科の授業はすべて英語で行われていた。日本よりも英語教育が進んでいるように感じた。

・早く始まり早く終わる
小学校は7時頃から始まり、13時くらいに終わる。中学校は14~15時に終わる。学校が始まる時間が早いので9時頃に朝ご飯を食べる時間が設けられていた。金曜日にはモスクにお祈りに行くので 12 時くらいに終わる。学校が早く終わると自分の自由時間が増えるので良いと思った。

- 文化編 -
・相手に敬意を示す行動”Salam”

Salam という目上の人に敬意を示す行動がある。若い人が年上の人の手を取っておでこに寄せて敬意を示す。多くの小学生は車で学校まで送ってもらう人が多く、車を出るときに親に Salam をして学校に行っていた。また、親戚との集まりなどで叔父さんや叔母さんとお別れをするときにもSalamをしていた。

- 交通編 -
・自転車に乗っている人がほとんどいない

イポーでは自転車に乗っている人を見かけることがほとんどなかった。イポーには7日間滞在したが自転車を見たのは2回だった。移動手段としては自転車はあまり使われず、自転車をこいでいる人は運動のために行っている人がほとんどであるそう。イポーでは自動車とバ イクが移動手段の主流となっていた。ホストシスターが小学校に行くとき、親が車で送迎していた。ホストブラザーはバイクで高校に通っていた。イポーの交通事情としては朝は6時くらいから学生の送迎で車が渋滞する。また、住宅街付近などの道の途中には段差があり、 安全のためにときどき減速しながら走らなければならない作りになっていた。

- ホストファミリーとの思い出-
・親戚とのパーティー

ホストファミリーのいとこたちが集まり、歓迎会を開いてくれた。折り紙で蛙を作って遊んだ。ケーキのサプライズがとても嬉しかった。私の親戚には年の離れた幼い子がいないので一緒に遊ぶのは新鮮だった。子供が総勢6人集まったのでとても賑やかだった。
ケーキ.jpg

・ホストシスターと遊んだこと
ホストシスターにお土産として塗り絵と折り紙などをあげた。塗り絵を一緒にしようと誘ってくれて、話していくうちに仲良くなることができた。わからない単語などがあっても翻訳機などを使って一生懸命話してくれたことがとても嬉しかった。ホストシスターの可愛い笑顔に毎日とても癒された。
ホストシスター.jpg

・ホストブラザーと話したこと
ホストブラザーは私と年齢が近かったので話しやすかった。1 日にあったことを共有して話すのが楽しかった。ホストブラザーの話はとても面白く、学校の事情について知ることができた。ギターが趣味だったので弾き語りをしてくれた。ホストブラザーの心遣いのおかげで 不安なく、ホームステイ期間を過ごすことができた。
ホストブラザー.jpg

雨上がりの空がとても綺麗だった。
雨上がりの空.jpg

マレーシアでの食事
ホストファミリーとの夕飯は毎回レストランに行った。マレーシア料理や中国料理、インド料理(マレーシア語ではmamak)のお店に行った。インド料理のレストランでは日本で食べたことのないような珍しい料理があった。多くのレストランは集客のために店の周りをイルミネーションのように明るくしている。レストラン街はとてもカラフルできれいだった。
レストラン.jpg

Peneram というお菓子が屋台で売っていた。食感は柔らかいが、かりんとうに似ていてとても美味しかった。日本に帰ってからまたPeneramが食べたくなり、自宅でレシピをお手本に作ってみたが、イポーで食べたPeneramには程遠かった。
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屋台で買うことのできるPeneram​

イポーではたくさんの屋台を見かけた。ホストファミリーは毎朝、朝ご飯を屋台に買いに行っていた。

朝ご飯では葉に包まれたご飯であるNasi Lemak(ナシレマ)を食べるのが一般的。一口分けてもらったが、辛くて食べられなかった。
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果物の王様と言われており、とても有名な果物であるドリアンを食べた。とても臭いというマイナスなイメージしかなかったが、日本では入手しにくいので挑戦することにした。食感はとてもクリーミーで甘く、食べているときは臭みを感じなかった。他の果物にはないほどのまろやかな食感がくせになった。食べられる機会があったらまた食べたい。
ドリアン.jpg

〇まとめ
今回のホームステイではホストファミリーをはじめとするたくさんの人からの支えがあって 楽しく過ごすことができた。母国語が違っても英語という共通の言葉を使って会話を楽しむことができたので、英語力をさらに上げたいと思った。英語の大切さに改めて気づかされた。また、イポーで生活する中でマレーシア語という今までなじみのなかった言語も理解したいと思った。いつかホストファミリーとマレーシア語でも会話ができるようにもなりたい。

terima kasih banyak-banyak!!
(本当にありがとう!!)

ホストファミリーと.jpg

  2024/12/18   福岡市姉妹都市実行委員会

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