2024年7月27日～8月6日の期間で派遣した福岡・USオークランド青少年訪問団派遣事業について、訪問団員（６名）のレポートをご紹介します。
今回は、福岡県立香住丘高等学校１年生・幸野さんのレポートです。

～テーマ～
オークランド市と福岡市の比較について

【初めに】

今回の「福岡・USオークランド青少年訪問団派遣事業」に参加するにあたり、オークランド市の特徴を理解するために、様々な面で福岡市と比較したいと思っていた。
以下の通り、オークランド市に滞在中に気が付いた主な類似点と相違点をまとめた。

【類似点】

１　人柄について
　　・日本と比べて治安が悪いと聞いていたが、福岡市と同じように親切な人が多かった印象がある。例えば訪問先の施設やレストランなどで、必ず笑顔でHave a good day!と声をかけられた。

２　市の特徴について
　　・博多港がある福岡市と同じように、サンフランシスコ湾に面した港湾都市である。またオークランド港は日本との貿易にも大きな役割を果たしている。
　　・オークランド市の中心部に大濠公園のような大きな池（メリット湖）があり、市民の憩いの場になっている。

３　スポーツについて
　　・オークランド市にもプロ野球チーム（オークランドアスレチックス）があり、野球が人気である。
　　・残念なことに、来年アスレチックスは別の都市へ移転することが決定している。
　　・今年がオークランドアスレチックスとしては最後の年で、しかも滞在中にロサンゼルスドジャース戦があり、大谷選手のホームランを見ることができたのは幸運だった。

【相違点】

１　気候について
　　・カリフォルニア州はほとんどの地域が地中海性気候に属しており、日本のように季節による気温の差は少なく、また夏は雨が少ない。
　　・オークランド市やサンフランシスコ市は8月でも最高気温が20度前後で、上着がいるほど涼しかった。福岡市では今年の夏は35度を超える日が多かったが、オークランド市滞在中はとても過ごしやすかった。

※気象庁「世界の気候データツール」より

 

２　買い物について
　　・スーパーはとても広い店が多かった。扱っている品物は種類が多く、量も多い。お土産にチョコレートを買ったが、何十種類もあったので選ぶのが大変だった。
　　・毎日少しずつ買い物をするのではなく、まとめて大量に買い物をする人が多かった。
　　・現金はあまり使われておらず、ほとんどクレジットカードが使われていた。

 

３　公共交通機関について
　　・福岡市はバスや地下鉄等の公共交通機関が発達しているが、オークランド市では通勤や通学は車を使う人が多く、公共交通機関はあまり使われていない。
       ・地下鉄（BART）の中は人が少ないので、吊革を使ってダンスをしている人がいた。

 

【まとめ】

　以上のように、オークランド市と福岡市の間には、似ている点や異なる点が多くあったが、出発前の予想と違っていることも多くあり、アメリカだからとか、日本だからとか固定概念で決めつけないことが大切だと改めて感じた。
今回オークランド市で体験したことや学んだことを今後周囲の人たちに伝えて、オークランド市の魅力を知ってもらいたいと思う。
また今回のプログラムを通じて、将来はアメリカに留学したいという気持ちが強くなり、その目標に向かって英語などの学習により一層力を入れたいと思うようになった。
最後に、今回のような大変貴重なプログラムに参加させていただき、主催の福岡市姉妹都市委員会、共催の福岡市、協賛のライオンズクラブ国際協会337-A地区２R・４R・６Rの皆様、その他全ての関係の皆様に感謝申し上げます。