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千早小学校で「フランスを知るための小学生プログラム(講座)」を実施しました

九州日仏学館(フランス政府公式機関)と連携し、市内の小学校で「フランスを知るための小学生プログラム(講座)」を実施しています。
講座は45分間で、前半では、フランスの紹介、後半は「クイズ」「世界遺産」「クリエイション(アート)」の3つのプログラムから学校ごとに選んだプログラムを実施しています。
令和7年9月に行った、福岡市立千早小学校の3年生(5クラス)を対象に実施した講座の様子を紹介します。


講座ではまず、フランス出身の先生からフランス語の挨拶、食文化、芸術、福岡市の姉妹都市であるボルドーについて教えていただきました。
フランスの小学校は、夏休みが2か月と長く宿題がない、と言う話を聞いた瞬間、子供達のリアクションが大きく教室がざわつきました。
「いいな~!」
「フランスに住みたい!」
などの声が上がる一方で、「友達と2か月も会えないのはいやだ」という子供もいました。


講座の後半は、「アトリエ・クリエイション(創作ワークショップ)」の時間です。

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題材には、フランスで「ドラえもん」のような国民的存在「プチ・二コラ」という物語を使います。「プチ・ニコラ」は「小さなニコラ」という意味で、主人公のニコラは、わんぱくでいたずらっ子ですが、憎めない魅力を持っています。
その作品の一場面――お母さんの横でプチ・ニコラが泣いているイラスト(下記))を見て、「なぜ泣いているのか?」を想像して各自、空欄にその理由を絵に描いて2コマ漫画を完成させるという創作活動に取り組みました。

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子どもたちは、自由な発想で物語を膨らませ、思い思いの「プチ・ニコラの世界」を描いた後、自分の作品についてクラスで発表し合いました。
この一連のプロセスが、アート感覚も自然に磨きます。
まさに、フランスならではの学びに触れながら、創造力を育む貴重な時間になったようです。
 

今後は、他の小学校で「世界遺産」や「クイズ」をテーマにしたプログラムを実施予定です。
これからも、子どもたちが楽しみながら世界とつながる機会を広げていきたいと思っています。
 

  2025/10/16   福岡市姉妹都市実行委員会

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