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福岡体験記(日本文学翻訳コンテスト優勝者)

2018年11月13日~19日、 2018年2月にミャンマーで開催された第13回日本文学翻訳コンテストの優勝者、ティリスレイウェイさんを福岡にお招きしました。
日本文学翻訳コンテストは、在ミャンマー日本国大使館やミャンマー元日本留学生協会(MAJA)が実施しているものです。今回、全日本空輸株式会社(ANA)様から航空券のご協賛をいただき、ヤンゴン市との姉妹都市交流事業の一環として、優秀者1名に福岡賞を贈呈し、福岡での交流プログラムに参加いただくことができました。ご協賛、誠にありがとうございました!

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ティリスレイウェイさんから、福岡での体験記が(日本語で!)届きましたので、ご紹介します。

こんにちは。私は福岡で一週間ホームステイ体験したTHIRI SU LAI WAI(ティリ スレイウェイ)と申します。出身はミャンマーのヤンゴン市です。ヤンゴン外国語大学で三年間日本語を専攻して勉強しました。在学中、教科書やニュース等からしか日本の文化、日常生活様式等が勉強できません。もともと多文化に興味深い私はもっと日本についていろいろ体験して勉強したいと思いましたが、なかなか機会がありませんでした。今回、在ミャンマー日本大使館が主催された日本文学翻訳コンテストで優勝したので、ヤンゴンの姉妹都市である福岡市からの招待で日本でホームステイできるようになりました。

2018年11月12日の夜、ヤンゴンを出発し、翌日(13日)、福岡市に到着しました。日本に着いて、驚いたのは空港と入管の係員でした。国の第一印象はほとんど空港で決まります。日本の空港係員が他国と違い、顔表情も良く、困っている人にもいろいろ丁寧に説明し、しっかりしているのを見て感嘆しました。私もおかげで、順調に入国手続きを済ませ、無事に入国できました。

その後、福岡市役所の係長と合流し、市役所へ向かいました。
そこで、市役所も案内していただいて、副市長にまでお会いできました。

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夕方には、市役所国際部の皆さんと歓迎夕食会に行きました。日本についていろいろ説明してもらって、まだ日本食がよくわからない私に丁寧に説明してくれました。日本料理があまりにもおいしかったので、もともと小食の私でもたくさん食べることになりました。

11月14日の朝はオープントップバスで市内視察でした。天気もよかったし、風もあまり強くありませんでした。福岡市内一周してそれぞれ建物の歴史や紅葉の美しさ等いろいろ見ることができました。

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昼には福岡市博物館と福岡タワーへ行きました。博物館では福岡の歴史と人々の暮らし等を見ていろいろ勉強になりました。古代、福岡・博多は経済、産業、貿易の中心として発展し、新しい思想や文明ができた港町であったこと、日本全国守護の最前線として果たした立派な歴史を持つ地域だということも見学できました。古代だけでなく、目立つほどの勢いで発展してきた福岡のことも語られています。市民が古くからの伝統的な習慣、行事もよく守っていて、熱心に参加しているのも見て勉強になりました。

次に日本一の海浜タワーである福岡タワーへ行きました。最上階まで昇り、福岡の街並みや博多湾等の景色を見ました。本当に素晴らしくて、生き生きしている町だと感じました。

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その後、よかトピア国際交流財団を訪問しました。

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そこでホストファミリーと合流し、ホームステイ先へ向かいました。ホストファミリーの皆さんが暖かく歓迎してくれたので、嬉しかったです。

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11月15日には往復航空券の協賛企業であるANA 九州支社へご挨拶とお礼をしに行きました。

その後、よかトピア国際交流財団が主催した日本語おしゃべりサロンに参加しました。
いろいろな国からきて福岡で滞在している外国人とボランティアで参加した日本人といろいろな話をしました。みんなミャンマーに関心を持ち、いろいろ私に問いかけました。私も自分の国について説明し、交流できたので、本当に嬉しかったです。

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11月16日にチャイルドキッチンで、豚骨ラーメン・餃子作りを体験しました。スープの味が濃厚で、とてもおいしかったです。

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次に博多町家ふるさと館で博多人形絵付けも体験できました。

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その後、福岡大仏、東長寺、櫛田神社へ参拝に行きました。落ち着いた色合いで建設された古代の建物、穏やかな雰囲気等で自分が一瞬その時代に戻れたような感じでした。神社で日本の独特な参拝作法で 実際にお参りすることもできました。
そこで、ちょうど七五三で色鮮やかな着物を着た親子たちがお参りに来たのを見て、本当に日本に来たと感じました。

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11月17日には、冷泉公園でホストファミリーと外国人学生歓迎交流会に参加し、ウォークラリーや交流活動に参加しました。町中グループで歩き回って、日本人と外国人みんな相談し 合って、ゴールを一緒に目指すのが本当に楽しかったです。観光したり、うどんとおにぎりを食べながら話したり、一緒にゲームも楽しめました。

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11月18日の朝はホストファミリーと太宰府に行きました。夜は公民館で、年末年始のため獅子舞のけいこしているのを見ることができました。けいこの後、飲み会に参加していろいろ話しました。みんな優しい人ばかりでたくさん話ができて、お菓子もたくさん分けてくれました。11月19日に福岡から出発し、16:00にヤンゴンに到着しました。

 

私は、今回のホームステイを通じて、日本に関してもっと深く興味を持つようになりました。周りの皆さんが優しく歓迎してくれたので、大変嬉しく思っています。ホストファミリーも本当の家族のように受け入れてくれて、全然寂しいという気がしませんでした。日本についていろいろ説明してもらったり、有名な観光地等に連れて行ってもらったり、一緒にイベント等にも参加できて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

一週間という短い期間でしたが、たくさんの人と出会い、交流できて、いろいろ勉強になりました。日本で得た知識を伝えるなど、これから日本とミャンマーの架橋になって、私の力でできる限り務めていきます。

  2019/03/18   福岡市姉妹都市実行委員会

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