姉妹都市ミャンマー・ヤンゴン市と言えば何を思い浮かべますか?シュエダゴン・パゴダ?チャウタッジー寝釈迦仏?モヒンガー?いえいえ、他にも有名なものはありますよ。

そう、福岡市からヤンゴン市へ派遣をされている野田(NODA)さんです。

野田(NODA)さんは、平成29年2月からヤンゴン市へ長期派遣中。今年1月末で2年間の任期を終える予定でしたが、ヤンゴン市からの「熱烈かつ強力な」リクエストにより期間を延長。現在派遣3年目を迎えています。

実は、この野田(NODA)さんの大活躍により、この度、福岡市にとって初めてのODA(オーディーエー)整備案件が成立しました。ヤンゴン市最大のごみ埋立場に、福岡生まれの埋立技術「福岡方式」が導入されることになったんです。

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ヤンゴンでは現在、ごみのほとんどが焼却されず、埋立場にそのまま野積みされているのが現状です。それにより発生したメタンガスが原因で、昨年4月、大規模な自然火災が起き近隣に有毒ガスが飛散するなど大問題となりました。その再発防止のため、メタンガスの発生を抑制する「福岡方式」を導入することになりました。

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ことが起こってからわずか1年弱での案件実現、実はODA(オーディーエー)の世界ではとてつもなくスピーディーでとてつもなく凄いことなんです。その実現に向け大活躍したのが野田(NODA)さん。原因分析や再発防止指導、果てはヤンゴン市や日本政府等の関係機関との調整などなど、彼の存在なくしてはこのスピード実現はありえませんでした。

NODAのNODAによるODAプロジェクト。まさにNODAプロジェクト。NODAとODA(オーディーエー:オダではありません)の区別がつきにくくなってきましたが、野田(NODA)さん=ODAの立役者と覚えておいてください。

このプロジェクトは、国連ハビタットと共同で実施。ミャンマー国政府もこのプロジェクトには期待している様子で、今回の整備をきっかけにミャンマー全土に「福岡方式」が広がっていくかもしれませんね。

動き出した「NODAプロジェクト」に今後も注目です!


福岡方式とは?
微生物の力を使った「早い」「安い」「シンプル」、3拍子揃った福岡生まれの埋立技術(福岡市と福岡大学が共同開発)で、今では日本の標準的な埋立構造です。
「早  い」=ごみの分解を促進し、跡地の早期利用が可能
「安  い」=整備費用が比較的安価
「シンプル」=構造的に単純で、複雑な設備が不要
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/1196/1/1111.pdf