今から37年前、福岡市動物園にジャイアントパンダがやってきたのをご存知でしょうか?

1979年に福岡市と広州市が友好都市になったことを記念して、翌年の1980年、広州動物園からシャンシャン(オス24歳)とパオリン(メス17歳)が特別機に乗って福岡にやって来ました。

来年、広州動物園が設立60周年を迎えるにあたり、現在記念アルバムを作成中ということで、福岡市に当時の写真を提供してほしいという依頼がありました。福岡市動物園から送られてきた写真データを見てビックリ!!こんなにたくさんの来園者が福岡市動物園に押し寄せている……。

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1972年の日中国交正常化を記念して上野動物園にジャイアントパンダが贈られてから、当時の日本はパンダブームが巻き起こっていました。しかし、身近でパンダを見る機会がほとんどないため、日本の多くの都市が「ぜひパンダを!」と中国に要望を寄せていました。

そんな中、福岡市の希望が見事かなったのは、当時広州市の楊尚昆主任(後の国家主席)が中央政府を説得したからだと言われています。

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さて、福岡でも大ブームになったシャンシャンとパオリン。福岡に飼料になるタイプの笹がなかったため、特別な笹が毎日沖縄から空輸されてきたそうです。まさに、特別待遇ですね!

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1980年4月1日から5月末までの2か月間の限定公開にもかかわらず、入場者は約87万人に達したそうです。これは、現在の年間入場者数に相当する数字です。

2頭の友好大使であるパンダたちは、友好関係の促進と動物愛護の啓発という任務を見事に果たし、無事に帰国しました。

広州市動物園と福岡市動物園は、その後も動物交換などを通じて交流を続けています。動物でつながる姉妹都市、これも一つの国際交流の形ですね。