2024年8月15日~24日の期間で派遣した福岡・イポー青少年訪問団派遣事業について、訪問団員(7名)のレポートをご紹介します。
今回は4人目、筑紫丘高等学校2年生・清水さんのレポートです。
マレーシア・イポー青少年訪問団派遣レポート④~情に満ちたイポー市の人々~
今回のイポー市への派遣事業を通じて私はたくさんの出会いと新たな発見を得られたので、出会った人々に注目しながら紹介していきます!
1.ホストファミリー
初めての海外、初めてのホームステイということもありはじめは緊張していましたが、対面式ではあたたかく迎え入れてもらえてすぐに馴染むことができました。その時にもらった、welcomeボードとくまのぬいぐるみは宝物です♪
私のホストファミリーはアニメが好きだったので『この言葉どういう意味?』とたくさん質問をしてくれました。日本の曲もSNSを通じてとても有名で、一緒に日本の曲を車や家で歌いました。また、マレーシアで有名な曲をおすすめしてもらったり、日本のアイドルを紹介したりして音楽を通して異文化交流ができました。
ホームステイが始まってはじめに驚いたのが夜ご飯が遅いことでした。夕方に簡単な食事をしていたので寝る準備をしていたところ、出発するよと言われてついて行ったら大量のご飯が出てきました。また、基本的にマレーシアの料理は辛いのでホストファミリーが私でも食べれる料理を選んでくれました!(NO SPICYと言われたけど、たまに辛かったです。)
マレーシアには果物がたくさんあって、日本ではお高めのマンゴーを手軽に食べることができます。ただ、マンゴーとご飯を一緒に食べる文化には驚きました。
また、ご飯中にイスラム教の話になったとき、パレスチナの問題をメディアでよく見ると思うけどイスラム教には他人に優しくするという考えがあるから本当はみんな優しい人なんだと話してくれたことがとても心に残っています。私自身マレーシアに来る前はイスラム教に対して紛争のイメージがあったので、実際に来てそのイメージが全てではないなと感じることができました。
ホストファミリーには、ナイトマーケットや洞窟など多くの場所に連れて行ってもらいました。自然が多く、ストリートアートも街中に溢れていて眺めているだけでも楽しめる場所でした。ナイトマーケットは服、香水、食べ物…となんでもありました。ゴーカートにも乗れて楽しかったです!
2.イポー市の学生
マレーシアは私達が夏休みの間も学校があっていたため、2日間現地の学校を訪問することができました。学校全体で私達を歓迎してくれて、生徒の皆さんはたくさん日本語で挨拶してくれました。団員は4組に分かれ、私は16歳のクラスにお邪魔して授業を受けました。数学の授業では、以前私が勉強した内容だったので少しお手伝いしながら一緒に授業を受けました。一日目からクラスの子は私のことや日本のことを質問してくれて、楽しい時間を過ごすことができました。授業は先生と生徒の距離が近いし、生徒が活発に発言する場面が多いなと感じました。マレーシアは教育水準が高く、大学までほとんどお金をかけずに学べるそうで、誰でも学べる環境が整えられていることがとてもいいなと思いました。
二日目にはアラビア文字の授業があり、記念にと思ってみんなの名前をアラビア文字で書いてもらいました!日本語でcuteってなんていうのと聞かれたのでかわいいだよと教えるとみんなからかわいい〜の嵐を頂いたので、私もマレー語のかわいいを教えてもらってかわいいを届けてきました!!みんな優しいし、日本に行きたいって行ってくれたことが本当に嬉しかったです。今でもクラスのみんなとたまに連絡を取っていて、いつかまた会えたらいいなと思っています。みんなと出会えて良かったです。
クラスメイトにはハイチュウを、ペアの子には鶴のピアスをプレゼントしました!
3.イポー市の人々
ホストファミリーと行ったモスクでは、中に入るためにヒジャブ(髪の毛を隠す布)をつける経験をしました。モスクで出会った男性にムスリムなの?と聞かれて否定したところ、ヒジャブ似合ってるねと言ってもらいました。お別れ会や3家族ほど集まった食事会でも、写真撮ってと頼まれたり、日本好きだよと言ってもらったりたくさん素敵な言葉をかけてもらいました。また、お店などでもありがとうと日本語を使ってくれる場面も多かったです。
日本に対して良い感情を持ってくれてる人がたくさんいるなと感じました。
4.最後に
私は今回のイポー市への青少年訪問団派遣事業を通して多くの経験と出会いを得ることができました。ホストファミリーや生徒からの沢山の愛を受け取り、イポー市そしてマレーシアが大好きになりました。この土地の魅力を周りに伝えて、また必ずイポー市を訪れたいです。今回共にイポー市を訪問した団員、福岡市の職員の皆さんには感謝しています。また、イポー市派遣事業を開催するにあたってご尽力頂いた、福岡舞鶴ライオンズクラブ様本当にありがとうございました。